大物獲得はこれから？ラ・リーガ主要10クラブの今夏補強展望まとめ

レアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウド放出など、スター選手の流出はあるが、昨夏や冬の移籍市場のように、超大物選手の獲得が起こっていないラ・リーガ。今回は主要10クラブの今夏の動向をまとめ、ご紹介する。

レアル・ベティス

ルベン・カストロやファビアン・ルイスといった主力選手を放出しながらも、乾貴士やウィリアム・カルバーリョといった新戦力を着実に獲得し、来るヨーロッパリーグ（EL）に備えるベティス。ただ、サブGK、クリエイティブさを持ったミッドフィールダーなど、まだまだ補強は必要だろう。デニス・スアレスやダニ・セバージョス、エクトル・エレーラ、ジョアン・マリオなどへの関心が報じられている。

エイバル

乾貴士の放出などもあったが、すでに印象的なチームを完成させつつあるエイバル。完成には残り2～3選手の獲得が必要だとみられている。候補に挙がっているのはペドロ・ビガス、アレックス・モレノ、セルヒオ・アルバレスの3選手。

ヘタフェ

昨夏の積極的な補強に続き、今夏も積極さを隠さないへタフェ。現在も新たな選手の獲得に動いていると報じられている。候補に挙がっているのはディフェンダーのペドロ・ビガス、攻撃的ミッドフィールダーのイバン・アレホなど。

バレンシア

マルセリーノ・ガルシア・トラル監督には、依然として4人の補強が必要だ。右サイドにはアタランタのハンス・ハテブールやマンチェスター・ユナイテッドのフォス・メンサー。左サイドでは、ローンのゴンサロ・ゲデスの完全移籍と、彼の競争相手。トルガン・アザールなどが候補に挙がっている。ストライカーに関しては、アトレティコ・マドリードとミランとの三角移籍が中々進んでいない。アトレティコがカリニッチの獲得を実現させれば、ケビン・ガメイロを獲得し、シモーネ・ザザをミランに放出するだろう。ロドリゴ・モレノ・マチャドが移籍するようなことがあれば、さらにもう1枚前線の駒が必要になる。

ビジャレアル

補強はほぼ終了しているが、1人だけ気がかりな選手がいる。それがカルロス・バッカだ。バッカはビジャレアルへの完全移籍を望んでおり、ビジャレアルも獲得に前向きだ。しかし、金銭面でミランと折り合いがついていない。ミランの体制が変更している最中であることも憂慮すべきだろう。

レアル・ソシエダ

アシエル・ガリターノ監督が欲する選手は2人だけ。レガネスのディエゴ・リコは大のお気に入りとされている。そして、ストライカーにバルセロナで輝きを放とうとしているホセ・アルナイス。ローンでの獲得も十分にあり得るだろう。

セビージャ

カーンのアレクサンドル・ドジクやジローナのフアン・ペドロ・ロペス、セルタのセルジ・ゴメスなどディフェンダーの補強は急務だ。クレマン・ラングレの穴を埋めるのは難しいだろう。加えて、ミッドフィールダーとストライカーにも補強が必要だ。ティエムエ・バカヨコやバス・ドスト、マキシ・ゴメスやミシー・バチュアイなどが候補に挙がっている。

アトレティコ・マドリード

他のクラブに比べておとなしめなのがアトレティコ。ジェルソン・マルティンスや二コラ・カリニッチの獲得でスカッドは完成するだろう。ただ、カリニッチのクラブや代表での振る舞いには、獲得を疑問視する声も挙がっている。上記2名の獲得を完了すれば、ケビン・ガメイロとルシアーノ・ビエットの放出に動くだろう。

バルセロナ

クレマン・ラングレとアルトゥール・メロの獲得を終えた今、彼らの主な目的は中盤の補強だろう。アレクサンドル・ゴロビンやチアゴ・アルカンタラ、ミラレム・ピアニッチの獲得には大金が必要となる。そこで候補に挙がっているのが、フレンキー・デ・ヨングとエイドリアン・ラビオだ。ただ、ラビオはPSG側に難色を示されており、獲得は難しいかもしれない。攻撃面ではウィリアンの獲得がメイントピックだろう。また、スタメンでも機能するヤスパー・シレッセンの代わりとして急浮上したのがシモン・ミニョレ。ワールドカップで活躍したヤン・ゾマーの獲得なども噂されている。

レアル・マドリード

クリスティアーノ・ロナウドの放出があったのにも関わらず、派手な動きがみられないマドリード。ティボー・クルトワの獲得や、フォワードではマウロ・イカルディ、ハリー・ケイン、ロベルト・レバンドフスキへの関心が、ミッドフィールダーではハメス・ロドリゲスの復帰、エデン・アザールの獲得が噂されている。