ワールドカップ 代表チーム

イングランド、52年ぶりのW杯優勝ならずも各界著名人から称賛の声が

 ワールドカップ・ロシア大会・準々決勝イングランド対クロアチアの試合が現地時間11日に行われた。試合は延長戦までもつれ込む白熱した展開となったが、イングランドは延長後半4分にユベントスのFWマリオ・マンジュキッチに決勝ゴールを決められ1-2と敗北。同国にとって52年ぶりとなるW杯優勝への道は途絶えた。

 しかし、ソーシャルメディア上ではイングランドの選手たちの健闘を讃える多数の声で溢れかえっているようだ。イギリスメディア『デイリー・メール』が11日にこれを伝えている。

 イングランドはベスト8をかけたコロンビア戦ではW杯の舞台で初のPK戦に勝利するなど躍進を続けており、国民の期待も非常に大きなものとなっていた。そして準々決勝では堅守を誇るスウェーデンから2ゴールを奪い、28年ぶりとなる準決勝に進出。しかし、決勝進出をかけたクロアチアとの試合でまさかの敗北。悲願であるW杯のタイトル獲得のチャンスは夢半ばで潰えてしまった。

 ただ同国代表の躍進にはソーシャルメディア上では多数の著名人が同国の健闘を称えるメッセージを綴っており、ポジティブな空気が流れている。王族のウィリアム王子はツイッターにて「このチームをとても誇りに思っている。だから顔を上げるべきだ。君たちは歴史を作り、我々国民に希望を与えてくれた」とツイート。

 またロンドン市長は「ありがとうイングランド。君たちはこのW杯で我々にとても素晴らしいものを与えてくれた。ロンドンの人々は今夜の君たちの戦いぶりを誇りに思っている」と述べ、国民の期待を一身に背負って戦った戦士たちを労った。

 他にも同国代表OBのアラン・シアラーやF1世界王者のルイス・ハミルトン、テレビ番組司会者のジェームズ・コーデンなど数多くの人々から賞賛のメッセージが多数寄せられている。イングランドの躍進の裏にはこのようなとてつもない数の人々の温かいサポートがあった。これもまたサッカーの最も美しい側面の1つなのかもしれない。