元マンチェスター・ユナイテッドのポール・スコールズ氏はワールドカップ・ロシア大会でイングランド代表がベスト4まで勝ち上がることができた要因として、プレミアリーグにおけるジョゼップ・グアルディオラ監督の存在を挙げているようだ。9日、イギリスの大手スポーツ局『beIN Sports』がこれを伝えている。
ガレス・サウスゲイト監督率いるイングランドはロシアW杯でグループステージを2勝1敗の2位で突破すると、ベスト16ではコロンビアをPK戦の末に下し、準々決勝では強固な守備を武器とするスウェーデンから2得点を奪い快勝。見事1990年・イタリア大会以来となるベスト4入りを果たしている。
このスリーライオンズ(イングランド代表の愛称)の躍進についてスコールズ氏は『beIN Sports』の番組内で「サウスゲイトはペップがとっている戦術を見て、どのようにして彼のフットボールが構築されているのか知りたがっていた」と語っており、サイスゲイト監督がグアルディオラ監督から影響を受けていることを明かしている。
また同氏は「3バックたゴールキーパーのピッチ上での動きを見れば、グアルディオラがイングランド代表に影響を与えていることが分かるだろう」とコメント。実際にサイスゲイト監督の選手起用や採用している戦術はグアルディオラ監督の戦術と類似していると解説しているようだ。
本職がサイドバックであるマンチェスター・ユナイテッドのDFアシュリー・ヤングをセンターフォワードの背後のポジションで起用するなど、これまでのイングランド代表には見られなかった選手起用を行っているサウスゲイト監督は、好調を維持してチームを優勝に導くことができるのだろうか。
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