ロシアワールドカップではVAR(ビデオ・アシスタントレフェリー)制度が採用されるなど、サッカー界全体でクリーンな試合を目指す潮流となっている。今回は英紙『squawka』が選定したW杯ベスト8進出国が誇る「shithouse」を持つ選手たちをご紹介したい。
※shithouse:明確な定義はないが「ダイビング、頭突き、肘打ち、時間稼ぎ」などレフェリーを欺く行為や汚いプレーのことを指す。サッカー界の暗い芸術とも呼ばれている。
ルイス・スアレス
ウルグアイ代表
審判との駆け引きが非常に上手い選手だ。相手と適切なタイミングでコンタクトすることでファウルを奪っている。2014年に起こしたキエッリーニへの噛みつきもレッドカードは受けていない。
リュカ・エルナンデス
フランス代表
グループステージ初戦でリュカ・エルナンデスと対峙したオーストラリア代表MFマシュー・レッキーは試合後に「相手の左サイドバックはダイブばかりした」とコメント。リュカ本人も「少し誇張した瞬間があった」と認める発言を残している。
ネイマール
ブラジル代表
明らかなダイブと大袈裟な転げ回る行為は多くの嘲笑を受けている。海外では転がるネイマールを使ったコラージュ画像(GIF)が流行っているほどだ。
マルアン・フェライニ
ベルギー代表
日本代表相手には持ち前の高さと強さを発揮したが、サッカーの美しさを無視しているとも言える。相手に肘をぶつけながらヘディングするプレーは彼のもはや代名詞だ。
アシュリー・ヤング
イングランド代表
英紙『ガーディアン』が2013年に選出した「ダイバーTOP5」に入った実績を持つ、プレミアリーグで最も悪名高い「ダイバー」の1人だ。イングランド代表ではアシュリー・ヤングの見習い(学習者)としてデレ・アリが急成長を見せている。
アルテム・ジューバ
ロシア代表
194cmの体格を活かしたボールキープは対戦相手の脅威となった。スペイン代表DFジェラール・ピケでさえ彼のフィジカル能力には敵わなかった。
マリオ・マンジュキッチ
クロアチア代表
「shithousery(ずる賢さ)」は汚いプレーだけではない。アルゼンチン代表DFハビエル・マスチェラーノと対峙した際に、身長の違いを嘲笑うジェスチャーを見せた。
アンドレアス・グランクビスト
スウェーデン代表
スウェーデンは純粋な規律、組織力、情熱、勝利への渇望を持つ素晴らしいチームだ。(そのためスウェーデン代表から1名選ぶのは非常に難しいが)強いて選ぶならグランクビストだ。W杯期間中に妻ソフィアさんが次女を出産したが、立ち会うことは出来なかった。ただ、準決勝進出は子どもにとっても妻にとっても誇りだろう。
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