ワールドカップ

王国ブラジル敗退でジンクス継続…欧州開催のW杯で南米は苦戦する

「欧州開催のワールドカップでは南米のチームが苦戦する」というジンクスが存在する。日本時間7日にブラジル代表がベルギー代表に敗れ、今大会もその流れを断ち切る事は出来なかった。そこで今回は、欧州で開催されたワールドカップにおける南米チームの戦績をご紹介したい。

優勝:1回のみ

欧州で開催されたワールドカップで優勝できたのは、1958年FIFAワールドカップスウェーデン大会のブラジル代表のみだ。南米のチームは苦戦する傾向にある。

得点王:1人のみ

欧州で開催されたワールドカップで南米出身選手が得点王に輝いたのは1938年の元ブラジル代表レオニダス・ダ・シルバのみ。他10人は全て欧州出身選手だ。

決勝進出:3回のみ

1958年スウェーデン大会でブラジルが優勝して以降、欧州では7度のワールドカップが開催された。しかし、南米のチームが決勝進出したのは1990年にアルゼンチン代表、1998年にブラジル代表の2チームのみ。そのどちらも準優勝に終わっている。

準々決勝進出:3チームのみ

アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイが欧州開催のワールドカップで準々決勝に進出した。しかし、チリ、コロンビア、エクアドル、パラグアイ、ペルーなどは早期敗退を余儀なくされている。

準決勝に南米チームがいない

南米チームが準決勝に1チームも進出できなかったのは史上5回しかない。1934年、1966年、1982年、2006年、そして今大会の2018年だ。

44分の6

欧州開催のワールドカップで準決勝に進出した44チームのうち、南米は6チームのみ(1938年、1954年、1958年、1974年、1990年、1998年)。13.6%と低い確率になっている。