
著者:マリオ・カワタ
28日に行われた日本代表対ポーランド代表の最後の約10分間は、世界中で議論を呼ぶこととなった。負けているチームが失点とイエローカードを避けるためにプレーを実質的に放棄するというのは、理想的な状態ではないのは明らかだ。特にヨーロッパの主要メディアでは日本に対する批判が目立ち、恥ずべきプレーだとする意見も多かったが、もちろん第三者の立場から非難するのは簡単だ。結局のところ西野監督の選択を支持するか否かは結果とプロセスのどちらをより重要視するかという哲学的な問題で、サッカーのスタイルと同じように絶対的な正解はない。間違いないのは日本代表がルールにのっとってグループステージを突破したことであり、議論されるべきことがあるとすればそれはルール自体に問題があるのかどうかだ。
グループステージで勝ち点、得失点差、得点が並んだ際のタイブレーカーとして警告や退場をポイント化したフェアプレーポイントがW杯に導入されたのは、今大会が初めてだった。しかしそのアイディア自体は新しいものではない。例えばJリーグでも勝ち点をトップとする順位の決定方法で当該チーム間の対戦成績の後に来るのは「反則ポイント」であり、同様の規定を持つリーグは少なくない。しかし各チームが年間30試合以上を行うリーグ戦では、得失点差に加えて総得点まで並ぶ可能性は非常に低い。
W杯のグループステージでは、各3試合ずつを終えて2チームの成績が完全に並ぶ日本とセネガルのようなケースは確率的に珍しくないようにも思えるが、実際にはそうでもない。総得点まで並んだケースとしては、1990年イタリア大会のアイルランドとオランダまでさかのぼる必要がある。6試合中5試合が引き分けに終わったグループでこの2チームの順位(2位と3位)は抽選によって決定されたが、3位までが決勝トーナメントに進めるレギュレーションだったため、それほど大きな意味はなかった。当時から前回大会まで、総得点でも並んだ場合のタイブレーカーは一貫して抽選のみだった。そこに今回から抽選の前の基準としてフェアプレーポイントが導入されたわけだが、幸か不幸かその初めての大会でこの特殊な状況が生まれてしまった。
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