トルコのエルドアン大統領は、ドイツ代表MFメスト・エジルとMFイルカイ・ギュンドアンから手渡されたのユニホームを返却したようだ。29日、イギリス『サン』が報じている。
ロシアで開かれているサッカーのワールドカップ。優勝候補の筆頭格とされるドイツ代表は、大会直前に数名のトルコ系選手がトルコのエルドアン大統領と面会していた。ドイツ国内ではこの出来事が大騒動になっていた。エルドアン大統領はドイツ国内で人権侵害などを理由に批判されているためだ。
両選手ともトルコ系ドイツ人で、ドイツ西部のゲルゼンキルヘンで生まれ育っている。2人にとっては、自身のルーツでもある国のリーダーを表敬訪問するだけのイベントであった。
また、ドイツ代表のレーヴ監督は「良い行動とは思えない」と厳しい見解を示し、ドイツ政府報道官も「誤解を招く行為だった」とコメントしている。
そして、ドイツ代表のロシアW杯敗退が決まったあと、エルドアン大統領はトルコ語で「われわれの大統領」という言葉が刺しゅうで入れられたユニフォームを消したようだ。
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