代表チーム ワールドカップ

不必要な細工と消極的な戦術で道が閉ざしかけた西野ジャパン

西野ジャパン

ポーランド戦先発メンバー 写真提供:Getty Images

 ポーランド戦の不可解な西野ジャパン

 ポイントは、残り10分のところで日本がこの試合に勝つことをあきらめ、セネガル対コロンビアの試合が1-0で終了してくれることにかけるという、“運”に身を任せたことだ。もしも西野朗監督がコロンビアとセネガル相手に素晴らしいパフォーマンスを見せた、先発メンバーを代えなければ、このような屈辱的な状況を避けることができたかもしれない。

 西野監督は、まるですでにベスト16を決めたかのように、もしくは相手が無名のチームであるかのように、不可解にも11人のうち半分もの選手たちを入れ替えた。2敗していたポーランドは敗退が決定しているチームだった。しかし他のグループで、すでに敗退が決まっているチームが最終戦で奮闘する姿を見ていたはずだ。

 おそらく西野監督は自信過剰になっていたのだろう。日本はグループ突破において非常に有利な立場にあった。きっとボルゴグラードの37℃という暑さも影響しただろう。実際に先発メンバーが発表された際、多くのファンが無言になった。セネガル戦で輝いた乾貴士は?ベンチ。背番号10の香川真司は?ベンチ。本田圭佑が先発ということだろうか?彼もベンチ。大迫勇也、原口元気、長谷部誠、昌子源…彼らすべてに“休み”が与えられた。

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