スペイン代表のフェルナンド・イエロ監督が日本時間26日に行われたロシアワールドカップ(W杯)グループB第3戦モロッコ代表戦後、チームが抱える守備の不安について語った。26日、英『スカイスポーツ』が伝えている。
同組のポルトガルがイランと引き分けたことで1位で決勝トーナメント進出を決めたスペインだが、2-2で引き分けたモロッコ戦は後半アディショナルタイムにイアゴ・アスパスのゴールでなんとか追いつくまでリードを許す苦しい展開だった。
これで3試合合計6得点5失点となり、ディフェンスの緩さが目立つ結果となっている。現役時代はスペイン代表とレアル・マドリードの守備を支えたイエロ監督は、モロッコ戦後に率直に懸念を語った。
「もちろん改善は可能だし、間違いなく対処しなければいけないことがある。我々は自分たちに対して批判的にならないといけない」
「選手たちにはこれから先は3試合で5点も取られることはできないと伝えた。彼らはプロフェッショナルだし、それを理解しているよ」
またイエロは守備の改善がなければ、世界一の座を目指すことも難しくなると考えているようだ。
「自らに多くを要求し、はっきりと自覚しないといけない。相手がこんなに簡単に得点していたら、最終的な目標を達成するのは非常に困難になるということをね」
スペインはベスト16でロシアとの対戦が決定しているが、地元の大声援を受ける開催国を退けるには守備の改善が鍵を握りそうだ。
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