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スイス代表のジェルダン・シャチリがセルビア戦で勝ち越し弾を決めるも… 写真提供:Getty Images
スイスサッカー協会(SFV)はストーク・シティのMFジェルダン・シャチリとアーセナルのMFグラニト・ジャカに対して国際サッカー連盟(FIFA)から出場停止などの処分が下される可能性が低いという見解を示しているようだ。25日、アメリカメディア『ESPN』がこれを報じている。
スイスは日本時間23日にワールドカップ・ロシア大会・グループステージ第2戦でセルビアと対戦。前半開始早々に先制ゴールを許す苦しい展開を強いられたものの、後半の52分にジャカ、そして終了間際の90分にシャチリがゴールネットを揺らし、見事2-1で逆転勝利を収めていた。
しかしこの2選手を巡っては、ゴールパフォーマンスがアルバニアの国旗に描かれている双頭の鷲を連想させるものであり、アルバニアとセルビアが政治面で根深い対立にあることをあえて利用したものであると、周囲からは数多くの批判を受けている。またFIFAはすでに調査に乗り出しており、両選手に対して2試合の出場停止処分が科されるとの見方が広まっている。
これに対してSFV会長は「何も心配していない」とFIFAから処分が下されないこともあると考えを示している一方、「我々をいらいらさせることかもしれないが、もし処分が下された場合はそれを受け入れる。今はフットボールを優先させることを意識しなければならない」とも語っており、FIFAの決定に従う意向を示している。
この政治的対立を利用した可能性が指摘されている今回の事案について、FIFAはどのような処分を下すのだろうか。
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