ワールドカップ・ロシア大会は以前よりもハイレベルな試合の多いグループステージで最高潮の盛り上がりを見せている。そのグループステージではフランス代表のFWキリアン・ムバッペが19歳183日という若さでゴールネットを揺らした。そこで今回は直近のW杯において、若くしてゴールネットを揺らした「タレント」を紹介する。
キリアン・ムバッペ(19歳183日)
2018年ロシア大会 フランス代表
今季パリ・サンジェルマン(PSG)で輝きを放ったこの19歳は背番号「10」を着用しロシアW杯へ臨むと、グループステージ第2戦・ペルー戦でW杯における自身初得点をマーク。19歳183日での初ゴールはフランス代表において史上最年少の記録となっている。
ディボック・オリジ(19歳65日)
2014年ブラジル大会 ベルギー代表
2013年2月にリールでプロデビューを果たしてからわずか1年4カ月でワールドカップのピッチに立ったオリジは、グループステージ第2戦・ロシア戦でわずか19歳65日という若さでゴールネットを揺らしている。また早くから頭角を現した同選手は翌夏にリバプールへの完全移籍を果たした(2014/15シーズンはレンタルという形でリールでプレー)。
ユリアン・グリーン(19歳25日)
2014年ブラジル大会 アメリカ代表
オリジと並んでユリアン・グリーンもブラジル大会で一気にブレイクした選手である。同選手は年度別代表ではドイツでプレーしていたもののA代表ではアメリカを選択しブラジル大会のメンバー入りを果たすと、ベスト16・ベルギー戦で2点ビハインドで迎えた延長後半開始直後にゴールを決めている。
リオネル・メッシ(18歳357日)
2006年ドイツ大会 アルゼンチン代表
今や世界を代表するスターとなっているメッシだが、自身初のワールドカップは2006年のドイツ大会だった。2005年8月にA代表デビューを飾ったメッシは、コンディション回復が間に合ったこともあり、ドイツ大会の23人の枠への滑り込みに成功。グループステージでのセルビア・モンテネグロ戦で19歳の誕生日を目前に大舞台での初ゴールを挙げている。
ドミートリー・シチョフ(18歳231日)
2002年日韓大会 ロシア代表
日本代表とも対戦したシチョフはスパルタク・モスクワで自身の能力の片鱗を見せると、日韓ワールドカップではベルギー戦で史上4番目の若さでゴールを決めている。ただロシアは1勝2敗でグループステージ突破とはならなかった。
マイケル・オーウェン(18歳190日)
1998年フランス大会 イングランド代表
欧州を代表するストライカーであったオーウェンは、1997/98シーズンにプレミアリーグで得点王に輝き、自身初となるワールドカップへの参戦権を勝ち取ると、グループステージ第2戦・ルーマニア戦で途中出場から得点を叩き出している。またベスト16・アルゼンチン戦では周囲を驚愕させるようなスーパーゴールを決めている。
番外編:ペレ(17歳238日)
1958年スウェーデン大会 ブラジル代表
ワールドカップの興味のある人々の多くがこのフットボールの「王様」を知っていることだろう。ペレは1958年・スウェーデン大会のグループステージ・ソ連戦で17歳にしてピッチに立つと準々決勝のウェールズ戦でW杯初得点をマーク。結局決勝でも開催国スウェーデンを破り、母国にW杯初優勝をもたらしている。
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