
リー・ヨンホン氏 写真提供:Getty Images
ミランの会長を務めるリー・ヨンホン氏は、米大手ヘッジファンドのエリオット・マネジメントへ現地時間22日17時までに3200万ユーロ(約41億円)を返済する義務があったが、この返済が行われなかったとイタリア紙『スカイ・イタリア』、『ミランニュース』など複数の国内メディアが報じている
昨年4月にミランの買収に成功したリー・ヨンホン氏。しかし、買収時に米大手ヘッジファンドのエリオット・マネジメントと「年利10%を超える利息を含めた3億300万ユーロ(約388億円)の貸付利子を全額返済しなければ、ミランの経営権がリー・ヨンホン氏からエリオット・マネジメントへ譲渡される」契約を結んでいた。
同契約条項の中に、「現地時間22日17時までに3200万ユーロ(約41億円)を返済すれば返済期限を10月まで延長できる」という項目が存在しているようだが、複数のイタリアメディアによればこれが返済出来きなかったようだ。
今後クラブのマルコ・ファッソーネGD(ゼネラルディレクター)がエリオット・マネジメントへ書類を提出し、リー・ヨンホン氏の経営者としての地位が剥奪される見込みとなっている。
リー・ヨンホン氏には7月10日まで返答の猶予が残されているとみられるが、返済は極めて難しい状況だ。右腕的存在であるデビッド・ハン・リー氏が新たな投資家を見つけるために交渉を続けているもの、これも難航を極めている。
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