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VARがあれば…過去W杯で起きた衝撃的な誤審を振り返る

ロシアワールドカップ(W杯)からW杯でも導入されたVAR(ビデオ・ アシスタント・レフェリー)。同大会でも多くの判定がVARによって見直された。今回は過去W杯で起きた大誤審をご紹介。VARがあれば、このような悲劇は起きていなかったのかもしれない。


1978年

主審:クライブ・トーマス
対戦:ブラジル代表対スウェーデン代表

試合終了間際、ジーコがCKからヘディングでゴールネットを揺らした。しかし、ウェールズ出身の主審が試合終了後だったとしてゴールを認めず、物議を醸した。試合は1-1の引き分けに終わっている。


1982年

主審:チャールズ・コーバー
対戦:西ドイツ代表対フランス代表

西ドイツのGKハラルト・シューマッハーが、シュートを放とうとしていたフランス代表のパトリック・バチストンと交錯。バチストンは気絶し負傷退場を余儀なくされた。このシーンではPK、カードの提示どころか反則さえも取られることなく、ゴールキックから再開されている。明らかな誤審であり、この時代にVARが導入されていれば、間違いなくPKの判定が下されていただろう。


1986年

主審:アリ・ビン・ナセル
対戦:アルゼンチン代表対イングランド代表

史上最も有名な誤審の一つである「神の手」ゴールだ。同試合の主審を務めたアリ・ビン・ナセル氏は世界中から非難を浴びてしまった。当時、VAR判定が存在すれば悲劇は起きなかったかもしれない。


1990年

主審:エドガルド・コデサル・メンデス
対戦:アルゼンチン代表対西ドイツ代表

ドイツ代表ユルゲン・クリンスマンのオーバーリアクションにより、アルゼンチン代表モンソンが退場処分を受けるなど判定に疑問が残る決勝戦となった。また、勝負が決したのは西ドイツ代表アンドレアス・ブレーメのPKでの得点。VARがあれば「史上最低の決勝戦」は生まれなかったのかもしれない。


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