ワールドカップ

W杯放映権巡り、FIFAがサウジ配信サービスの著作権侵害を公式発表

 国際サッカー連盟(FIFA)はワールドカップ・ロシア大会の放映権に関して、サウジアラビアのテレビ局が著作権を侵害していると主張しているようだ。16日、イギリス紙『インディペンデント』がこれを伝えている。

 サウジアラビアはカタールをはじめとする中東の複数の国と断交状態にあり、カタールのスポーツ専門局『BeIN Sports』の視聴が禁止されるなどその影響はワールドカップの放映にも影響を及ぼす可能性が以前から指摘されていた模様。

 その中サウジアラビア国内では5月中旬に『BeoutQ』という“海賊版”のスポーツ配信サービスがスタート。ロシアW杯の全64試合が違法にサウジアラビア国内で配信される可能性が浮上していた。

 そしてロシアW杯開幕2日目にしてFIFAは開幕戦のロシア対サウジアラビアを含めた数試合における『BeoutQ』の違法配信が確認されたという主旨の公式声明を発表している。

 開幕2日目にして早くも盛り上がりを見せている”祭典”だが、FIFAは今回のような放映権に関する問題で手を焼くこととなるかもしれない。