前ナポリの指揮官マウリシオ・サッリ氏は、まもなくチェルシーの新監督に就任するようだ。イタリア紙『コリエーレ・デラ・セラ』が伝えている。
以前から噂されていたサッリ氏のチェルシー監督就任だが、サッリ氏とチェルシーは1週間以内にも交渉がまとまる情勢だという。
両者は年俸500万ユーロ(約6億円)に加え、UEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得した場合に100万ユーロ(約1億2000万円)のボーナスを受け取る契約で合意間近。契約は2年間であり、チェルシーには3年に延長するオプションがあるという。
また、サッリ氏とナポリの間に残る契約を解除するための費用500万ユーロ(約6億4000万円)は、今回は支払われずに、今後チェルシーとナポリ間での選手の取引に関して合意しなかった際の解決策として使われるようだ。
仮にサッリが就任した場合、古巣であるナポリからの選手の引き抜く可能性は高い。彼がエンポリからナポリにステップアップした際にも当時エンポリの中心選手だったミルコ・バルディフィオーリやヒサイがナポリに移籍したという事実もある。
具体的には600万ユーロ(約7億7000万円)の値が付くラウール・アルビオルや5000万ユーロ(約65億円)のエルセイド・ヒサイの名前が上がっており、交渉中の選手の一部だとみられている。また、カリドゥ・クリバリやピオトル・ジエリンスキに関しても移籍の可能性が浮上している。
その中で引き抜きの可能性が高い選手はクリバリだろう。2.3年前からチェルシー移籍の可能性があり、チェルシーの今シーズンの不安定な守備を考えるとCBは補強の可能性が高いポジションだろう。またマンチェスター・シティに移籍の噂があるが、サッリが重用したジョルジーニョも可能性がある。いずれにせよチェルシーが今夏大きな改革をするのは明らかである。
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