ビッグクラブを支える大企業。ビッグクラブ胸スポンサー企業17選

ユニフォームの最も目立つ胸の部分に企業名を入れている大企業。ユニフォームの顔とも呼べる部分に企業名を載せることができるのは、豊富な資金を誇る限られた大企業だけだ。今回はビッグクラブの胸スポンサーを務める17社をご紹介する。

マンチェスター・シティ
契約期間：2009年〜
分野：航空事業

マンチェスター・シティは「CFGシティ・フットボール・グループ」の傘下にある。UAE国家と大きな繋がりを持ち、アブダビの航空会社エティハド航空がユニフォームスポンサー、スタジアムのネーミングライツなどを保持している。

マンチェスター・ユナイテッド
契約期間：2014年〜2021年
分野：自動車メーカー

2014/15シーズンからマンチェスター・ユナイテッドの胸スポンサーを務めているシボレー社。契約金額は史上最高となる年間5300万ポンド（約84億8000万円）。7年契約を結んでいた。

チェルシー
契約期間：2016年〜2021年
分野：タイヤ・ゴムメーカー

2016年から5年契約を結んだ横浜ゴム。契約金は4000万ポンド（約73億5000万円）で、マンチェスター・ユナイテッドのシボレー社（5300万ポンド）に次ぐ、英国史上2番目の大型契約となった。

アーセナル

契約期間：2004年〜2019年
分野：航空事業

2012年エミレーツ航空はアーセナルとのスポンサー契約を更新。 1億5000万ポンド（約227.8億円）で2018/2019年シーズンまでの5年契約を結んだ。本拠地エミレーツ・スタジアムのネーミングライツの契約は2028年まで残っている。

リバプール

契約期間：2010年〜2019年
分野：銀行金融事業

スタンダード・チャータードはロンドンを拠点とする銀行金融グループ。リバプールの胸スポンサーは40年間で5つの企業しか掲載されたことがない。クラブのマーケティング担当責任者は「このクラブの胸スポンサーになることは一流の証である」と語っている。

トッテナム・ホットスパー
契約期間：2014年〜2019年
分野：保険事業

2014年に2019年までの長期契約を結んだAIA。契約に関してダニエル・レビィ会長は「AIAとはエクセレントな関係を築いてきました。近年、クラブが眼を見張る発展を遂げてきた地域、アジアでの大いなる志を長期に渡って共有していきます」とコメントしている。

ボルシア・ドルトムント
契約期間：2006年〜2025年
分野：総合化学品製造

2006-2007シーズンからドルトムントとスポンサー契約を結んでいるEvonicは、化学品事業の総売り上げの80パーセント以上を占めているドイツの大企業である。2014年に2024-2025シーズンまで契約を延長した。Evonicとドルトムントはスポンサーという枠を超え、ドルトムントの運営会社の株式を数パーセント取得しており、新明綱協業体制を敷いている。

シャルケ
契約期間：2007年〜2022年
分野：ガス事業

ロシアの巨大国営企業であるGazpromは、天然ガス事業で世界最大のシェアを誇っている。2006-2007シーズン途中からスポンサー契約を交わしており、昨年、今シーズン限りだった契約を2022年まで延長した。ちなみに、GazpromはUEFAチャンピオンズリーグの公式メインスポンサーを務めている。

ライプツィヒ
契約期間：2009年〜
分野：飲料製造

2009年に当時5部であったSSVマルクランシュタットのライセンスをオーストリアの栄養ドリンクメーカーであるRed Bullが買収したことで発足したライプツィヒ。したがって、親企業はRed Bullであるが、ブンデスリーガでは原則として親会社の名前をチーム名に入れることができないので、クラブ名にRed Bullを連想させる「RB」という省略形を用いた。ただし、この「RB」は「Red Bull」ではなく、「Rasen Ballsport（芝上の球技）」という造語である。

バイエルン・ミュンヘン
契約期間：2002年〜2023年
分野：電気通信事業

ドイツの大手電気通信事業者であるDeutsche Telekom（ドイツ・テレコム）の子会社であるT-Mobileとは2002年からバイエルンとスポンサー契約を結んでいる。2015年には2023年までの契約延長も発表された。T-Mobileの協力により、本拠地であるアリアンツ・アレーナの内外で高速Wi-Fiを使用することができるようになっている。

レアル・マドリード
契約期間：2013年〜2018年
分野：航空事業

Emirates Airlinesはアラブ首長国連邦（UAE）を本拠とする航空会社で、世界で最も就職することが困難な難関航空会社の1つとしても有名である。2011年からレアル・マドリードとスポンサー契約を結んでおり、2013年に新しく胸スポンサー契約を結んだ。現行契約では今シーズン限りだが、2021-2022シーズンまでの契約延長が間近となっている。

バルセロナ
契約期間：2017年〜2012年
分野：サービス業

今年の7月1日からバルセロナと4年間＋1年間の延長オプションというスポンサー契約を結んだ楽天は、日本のサービス業を展開するIT企業である。日本ではインターネットショッピングや携帯通信などでよく目にする企業でもある。この契約に関する発表の際、日本で毎年1試合を開催する予定であるということも併せて発表された。ちなみに、同企業の社長を務める三木谷浩史氏と同クラブに所属するスペイン代表DFジェラール・ピケは友人関係にあり、この契約の際にピケが一役買ったという。