レスター・シティ 代表チーム

元レスター指揮官ラニエリ、来季の所属先は未定も監督業継続に意欲

 ナントのクラウディオ・ラニエリ監督は来季も監督業を続けることに意欲を示しているようだ。20日、フランスのテレビ番組『Canal Football Club』が同監督のコメントを伝えている。

 ラニエリ監督は昨夏にナントのクラブ指揮官に就任するとシーズン序盤にリーグ戦8試合連続無敗を記録。後半はやや勢いに陰りが見えたものの、それでもシーズン終了時に勝ち点52の9位とまずまずの成績を残している。

 ただ4月末のクラブ75周年の記念パーティーにおける無断欠席をきっかけに、バルデマール・キタ会長との確執が表面化。ラニエリ監督がメディアインタビューを通じてクラブ批判を展開するなど、両者の関係が修復不可能な段階にあると伝えられていた。そして16日にはキタ会長が2019年まで契約を残しているラニエリ監督の今夏退任を正式発表している。

 日本時間20日未明の最終節を勝利で飾り今シーズンを終えたラニエリ監督は国内のテレビ番組に出演。自身の去就について「今はバカンスだ。様子を見てみよう。もし何らかの興味深いプロジェクトが私の手元に来たら、それに耳を傾けるつもりだ。監督業を続けるか? もちろん、監督業は私の人生そのものだ」と語っている。また新天地については「まだ分からない」と述べており、今後来季開幕までの何らかの監督就任のオファーを受けるものとみられる。

 かつて2015/16シーズンに日本代表FW岡崎慎司を擁するレスター・シティをプレミアリーグ優勝に導いたラニエリ監督の次なる行き先の候補にはイングランドの強豪トッテナム・ホットスパーの名前も挙がっており、岡崎とイングランドの地で再会する可能性も十分考えられるだろう。