大会:DFBポカール
カード:バイエルン・ミュンヘン対アイントラハト・フランクフルト
スコア:1-3
【分析内容】
・マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)
・ザ・ハード・ワーカー(THW)
・モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP)
・両チーム監督
・主審
バイエルンMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):対象者なし
バイエルンTHW(ザ・ハード・ワーカー):ヨシュア・キミッヒ
タイミングの良い攻撃参加で、フランクフルトを苦しめチャンスを演出。同点弾も彼のクロスから生まれた。24分のような決定機を決めれていれば、試合の主人公にもなれただろう。
バイエルンMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ハメス・ロドリゲス
1失点目に繋がるロストは問題あり。チームの戦術的に、1番奪われてはいけないタイミングだった。多くのチャンスを演出していただけに非常にもったいない。セットプレーのボールの質も相変わらず高かった。
フランクフルトMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):アンテ・レビッチ
チャンスが少ない中、抜群のスピードと冷静なフィニッシュで2得点を挙げる大仕事をやってのけた。間違いなく優勝の立役者。
フランクフルトTHW(ザ・ハード・ワーカー):長谷部誠
アンカーとして危機察知能力を遺憾なく発揮し、守備に大きく貢献した。69分には素晴らしいタックルで相手のチャンスを阻止。
フランクフルトMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):マリウス・ウォルフ
スピードを活かせる場面は少なく、ややプレーの精度を欠いた。60分に途中交代。
バイエルン監督:ユップ・ハインケス
監督としてはできることの少ない失点が多かったために悔しい結果となっただろう。両サイドバックを常に高い位置に置くことで、フランクフルトの守備陣を苦しめることには成功。同点弾もそこから生まれている。ハーフエーライン際まで、引かれ持ち上がったタイミングで圧力を受け、下げたところを狙われていたので、そこは早急に改善する必要があった。フランクフルトの最終ラインを5枚にさせることに成功し、圧力が下がったことでより試合を支配する形に持ち込めたのは良かったが、カウンターへの対応には問題があった。両SBの裏のスペースを使われるのは分かっていたことのはずなので、もう少し厳重なリスクマネジメントを行うべきだった。
フランクフルト監督:ニコ・コバチ
長谷部を3バックの中央ではなくアンカーの位置で起用する4-1-4-1の布陣でバイエルンを迎え撃ち、先制点は狙い通り高い位置でハメス・ロドリゲスからボールを奪ったショートカウンターから生まれた。相手にボールを持たせながら前線の3人へのボール配給を制限し、ゴール前での体を張ったディフェンスもありリーグ王者を苦しめることに成功。我慢強く戦いながらカウンターでゴールを奪う理想的な展開で、来季指揮を執るチームに自身の有能さを改めて示したと言える。
主審:フェリックス・ツバイヤー
誕生日の試合で難しい判定が続いた。ボアテングのハンドを見極める場面は不可抗力ということで納得できるだろうが、バイエルンにPKを与えなかったことは後々議論になる可能性があるだろう。明らかにハビ・マルティネスが先にボールに触れていた。
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