ワールドカップ 代表チーム

英代表、W杯メンバー発表直前に元マンC守護神ら2選手の落選決定か

 イングランド代表は日本時間16日のロシア・ワールドカップ本大会出場メンバー23人の発表を前に、今季マンチェスター・シティからレンタルでのウェストハムに加入していたGKジョー・ハートとアーセナルのMFジャック・ウィルシャーの落選が決定的となったようだ。15日、イギリス紙『エクスプレス』がこれを伝えている。

 イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督によるメンバー選考を巡っては、血の入れ替えを図るべくこれまで代表の主力を担ってきた複数選手を外し、若手選手登用に積極的な姿勢を打ち出すとの見方が広まっている。同監督は日本時間15日にハートと面談を行い、ロシアでプレーすることがない旨を伝えた模様。また数多くの負傷離脱を強いられ、今季もシーズン通じてコンディション調整に苦しんだウィルシャーも落選する見込みだ。

 その他には日本時間4月25日未明に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ・ローマ戦で膝の靭帯損傷を負ったリバプールのFWアレックス・オックスレイド=チェンバレンの欠場も確実となっている。

 一方、同じくリバプールのDFトレント・ジョン・アレクサンダー=アーノルドはまだ19歳であるにも関わらず、ロシア行きが濃厚となっているようだ。またハートの不出場が確実となっていることにより、3人の枠が設けられているゴールキーパーには今季バーンリーの大躍進を支えたニック・ポープ、エバートンのジョーダン・ピックフォード、そしてストークのジャック・バトランドが選出されるものとみられる。

 イングランド代表はグループステージでチュニジア、パナマ、ベルギーとの対戦を控えている。前回のブラジル大会ではイタリア代表とともに“波乱の餌食”に遭っており、その雪辱を果たす上でもこのロシア大会での結果は非常に重要なものとなるだろう。