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ミランのガットゥーゾ、ドンナルンマの去就について明言避けるも…

 ミランのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は日本時間10日未明に行われたコッパ・イタリア決勝・ユベントス戦で試合の行方に影響を与えるミスを犯したイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマの去就について明言を避けているようだ。10日、イタリアメディア『Rai Sport』がこれを伝えている。

 ドンナルンマはユベントス戦で61分、ブラジル代表FWドウグラス・コスタのシュートに対しキャッチングを試みたものの、シュートコースをわずかに見誤ったことにより追加点を献上。さらにその3分後にはユベントスのCKにクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチが頭で合わせると、同選手はこのシュートもキャッチし切れず前にこぼし、モロッコ代表DFメディ・ベナティアに押し込まれている。

 このドンナルンマについてミランを率いるガットゥーゾ監督は試合終了後のインタビューにて「私個人的な意見として、ドンナルンマは世界で最も重要な守護神のひとりである」とこの大一番で2度に及ぶ致命的なミスを犯し、イタリアメディアからもパフォーマンスを酷評されている同選手の能力を改めて高く評価していることを明らかにしている一方、今夏の去就については「現時点でドンナルンマはミランのゴールキーパーであるが、それ以降に関してはクラブの決定に委ねられている。私はあくまでも監督の立場にしかすぎない」と語っており、依然として去就が不透明であると考えているようだ。

 なおドンナルンマの去就を巡っては、昨夏にクラブと2021年まで契約を延長したものの、同選手の代理人を務めるミノ・ライオラ氏がパリ・サンジェルマン(PSG)をはじめとする複数クラブに売り込みをかけていると伝えられている。またミランはナポリの元スペイン代表GKホセ・マヌエル・レイナを今季終了後にフリーで獲得することで合意をとりつけていると伝えられていることから、ドンナルンマの今夏退団は既定路線であるという見方が広まっているようだ。