マインツは日本代表FW武藤嘉紀の今夏クラブ退団希望を容認する姿勢を見せている一方、同選手放出時にはそれ相応の移籍金を要求するようだ。5日、ドイツ紙『キッカー』がこれを伝えている。
武藤は4月に太ももの筋肉系トラブルに見舞われ戦列を離れていたものの、日本時間4月29日のブンデスリーガ第32節・RBライプツィヒ戦で1アシストを挙げるなど好パフォーマンスを披露すると、日本時間5日晩に行われたブンデスリーガ第33節・ボルシア・ドルトムント戦では13分にゴールを挙げ勝利をものにするとともに、マインツの1部残留決定に大きく貢献している。
一方でクラブとの契約が2019年夏に切れる同選手は先日のメディアインタビューにて「移籍することになれば、今はいいタイミングだと思います。結果としてたとえ失敗してもいい、それでもぜひ挑戦してみたいと思います」とプレミアリーグ挑戦への熱い思いを口にするなど、今季終了後の移籍を示唆していた。
これに対してクラブのマネージャー職を務めているルーベン・シュレーダー氏が「彼が今の年齢でその希望を抱くことは理解できるし、公に対してコメントすることは何もおかしくない」と語っており、武藤が移籍を熱望していることに対して理解を示しているようだ。
ただマインツは同選手の移籍金を2000万ユーロ(約26億円)に設定した上で適切なオファーが届き次第交渉のテーブルに着く構えを見せている模様。また移籍先の有力候補にはニューカッスルの名前が挙がっているものの、今後新たな移籍先候補が出てくる可能性もあるようだ。果たしてワールドカップ・ロシア大会終了後に武藤のプレミアリーグ挑戦という夢が叶うことはあるのだろうか。
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