今季のチャンピオンズリーグ(CL)で34シーズンぶりにベスト4まで勝ち上がったローマはCL関連で9920万ユーロ(約129億円)にものぼる莫大な収入を手にするようだ。4日、イタリアメディア『Calcio e Finanza』がこれを報じている。
ローマはCL準々決勝1stレグでバルセロナに1-4と敗れていたものの、本拠地・スタディオ・オリンピコでの2ndレグで3-0という“大逆転劇”を起こすなど、今季の欧州の舞台における台風の目の存在としてファンの間で話題に上がっていた。またCL準決勝1stレグ・リバプール戦では敵地・アンフィールドで2-5と惨敗を喫したものの、日本時間3日未明に行われた2ndレグでは4-2と驚異的な追い上げを見せていた。
そのリバプールに敗れベスト4で大会を後にしたローマだが、欧州サッカー連盟(UEFA)から大会賞金やマーケットプールなどを含め8100万ユーロ(約106億円)が送られる模様。これに加えてローマはCLのホーム主催試合における入場料収入として1820万ユーロ(約24億円)を手にすることから、全て合わせるとCL関連の収入は9920万ユーロ(約129億円)にものぼるようだ。
また今季CL準々決勝でレアル・マドリードに敗れたユベントスはUEFAから7780万ユーロ(約104億円)を受け取り、入場料収入が1400万ユーロ(約13億円)であり、CL関連の収入が9180万ユーロ(約120億円)となる模様。これよりイタリア国内クラブでCL関連収入を一番多く稼いだクラブが6シーズンぶりにユベントス以外となる見込みだ。
今季新たにセビージャからモンチSD(スポーツディレクター)を、サッスオーロからエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督を招聘(しょうへい)するなど、大幅な改革を行ったローマが1年目から欧州の舞台で立派な結果を残したことにファンの間から驚きの声が挙がるとともに、クラブ首脳陣や就任1年目エウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督への評価は今後さらなる上昇を見せることとなりそうだ。
コメントランキング