プレミアリーグ リバプール

リバプール、合計スコアでローマを下し11年ぶりのCL決勝進出

 チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ、ローマ対リバプールの一戦が行われ、4-2でホームのローマが勝利を収めた。

 1stレグを5-2で落としたローマは序盤から前線へのロングボールを中心に、リバプール最終ラインにプレッシャーをかける。しかし、先制点はリバプール。9分にラジャ・ナインゴランのパスミスを見逃さずロベルト・フィルミーノがカット。サディオ・マネへラストパスを送ると、冷静にGKとの1対1を沈めリバプールが先制に成功する。

 しかし、6分後の15分、ローマが1点を返す。アレッサンドロ・フロレンツィの右サイドからのクロスをファーサイドでステファン・エル・シャーラウィが頭で折り返し。デヤン・ロブレンがクリアするとジェイムズ・ミルナーの頭に当たり、ゴールへ吸い込まれた。オウンゴールでスコアは1-1に。

 3点差に戻したローマだったが、25分にまたも失点。CKのルーズボールをジョルジニオ・ワイナルドゥムがヘディングでゴールに押し込みネットを揺らす。これでスコアは2-1となり、ローマは最低でも4ゴールが必要になる厳しい展開に。

 攻め続けるしかないローマだったが、前半に追加点は奪えず。リバプールが2-1とリードを保ってハーフタイムへ。

 迎えた後半、先手を取ったのはローマ。左サイドでエル・シャーラウィがトレント・アレクサンダー・アーノルドを剥がして、カットインからシュート。ロリス・カリウスがはじいたところをエディン・ジェコが冷静に押し込み、スコアは2-2に。
 
 攻め続けるローマは86分に意地の3点目。ラジャ・ナインゴランが抑えの利いた強烈なミドルシュートをゴール左隅に叩き込んだ。94分にはPKを獲得。これをナインゴランが沈め4-2に。ローマが1stレグとのアグリゲートスコア(合計スコア)を1点差に詰める。

 しかし、反撃もここまで。4-2で試合終了の笛を迎え、リバプールが1stレグとのアグリゲートスコア(合計スコア)を7-6とし、決勝進出を決めている。