著者:セザル・ヘルナンデス(翻訳者:マリオ・カワタ)
レギュラーシーズンの17試合の結果、勝ち点1の差がパチューカの運命を分けた。
ロス・トゥソス(パチューカの愛称)と本田圭佑は、リーガMXのプレーオフにわずか1ポイント届かなかった。あとほんの少し勝ち点を積み重ねていれば、日本人スターはメキシコで初のタイトルを掛けた戦いに参加できていたはずだった。
実際には本田とパチューカはレギュラーシーズンを終え、プレーオフへの招待状を受け取ることはできなかった。上位8チームがノックアウトステージに進む一方で、ロス・トゥソスは大きな失望の残る9位でタイトル争いに加わるチャンスを逃している。
さらに残念なことに、本田がメキシコでプレーするのもこれが最後かもしれない。土曜日に行われたアトラスとのレギュラーシーズン最終戦の前に、本田はロス・トゥソスを去ることを示唆する言葉をツイッターにを投稿している。
「親愛なるメキシコの人々に、私の考えを伝えようと思います」と金曜日のツイートには書かれていた。「パチューカを離れることになるかもしれませんが、それはお金のためではありません。それについてクラブと交渉したことはありませんし、クラブと契約した1年前に決めていたことです」
「世界をより良くするために新しい事に挑戦したいと思っています。皆さんの示してくれた愛情に感謝していますし、私の同僚、ディエゴ、マルコ、アンドレス、ヘスス、そしてメキシコとパチューカの全ての人々を愛しています。まるで自分の家族のように感じています。ありがとう」
それは、近い将来にメキシコでの冒険が終わるという率直かつオープンなメッセージだった。アトラスに勝利しプレーオフに進出できていればメキシコでの滞在も少し長くなったはずだが、全ての関係者にとって残念なことにロス・トゥソスはそれを成し遂げることができなかった。
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