2026年FIFAワールドカップ(W杯)の招致を目指すアメリカのドナルド・トランプ大統領の過激なツイートに対して、FIFAが警告を発した。27日、英紙『ガーディアン』が報じた。
アメリカはメキシコ、カナダとの共催で2026年W杯開催地に立候補している。トランプ大統領は27日に自身のツイッターのアカウントに「アメリカはカナダ、メキシコと共に強力な2026年W杯招致案を準備した。我々がいつもサポートしている国々がアメリカの招致に反対するロビー活動を行うとしたら、残念なことだ。我々をサポートしてくれない国々をなぜサポートしなければいけないんだ(国連の活動を含めて)?」と投稿した。
アメリカの招致案を支持しなければ政治的な悪影響があることを示唆するこの発言のあと、FIFAは「承知のプロセスに関する特定の声明についてはコメントできない」とトランプ大統領を名指しこそしていないものの、FIFAの規定に従うよう暗に指摘している。
「私たちにできるのは、2026年W杯の開催地選定のためのFIFAの規定を引き合いに出すことだけです」
FIFAの規定では、W杯開催を目指す国の政府が招致プロセスで不当な政治的影響力を発揮することを禁じている。
2026年W杯の開催地は6月13日にモスクワで開催される会合で決定されることになっており、北中米3か国の他にモロッコも立候補している。
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