ラ・リーガ セビージャ

元ミラン指揮官のモンテッラ、セビージャで今季2度目となる解任か

 セビージャを率いるビンチェンツォ・モンテッラ監督は日本時間28日未明に行われたラ・リーガ第35節・レバンテ戦で1-2と敗れたことを受けて解任されることが濃厚となっているようだ。28日、スペインラジオ局『カデナ・コープ』が報じている。

 セビージャは先週末のコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝でバルセロナに0-5と大敗を喫しているほか、レバンテ戦で敗れたことにより来季欧州カップ戦出場圏外の7位となっている。また3月中旬のチャンピオンズリーグ(CL)ベスト16・2ndレグのマンチェスター・ユナイテッド戦以降は公式戦で白星から見放されており、シーズン終盤に来てモンテッラ監督の手腕を疑問視する声が挙がっている。さらにクラブ首脳陣は今週に緊急ミーティングを開いており、このレバンテ戦で敗れることがあれば指揮官解任に踏み切ることで一致していた。

 同監督は試合後のインタビューにて自身の解任の可能性について「それは私が答える質問ではない。私はこのクラブの監督であり、情熱、プロフェッショナル精神を持って仕事をしている」とコメント。さらにチーム状態について「我々はここ最近よりも良い状態でシーズンを終えることができると思うが、残り試合に関しては私次第ではない」と語っており、事実上解任の可能性を認めているものとみられる。

 なおモンテッラ監督は昨年11月末にもミラン指揮官を解任されており、もし今回セビージャを離れる場合は今季2度目の解任という憂き目に遭うこととなる。