
鈴木大輔 写真提供:鈴木大輔Instagram
FT:日本の場合はどうですか。
鈴木:日本だともうちょっと、あやふやと言うか。そういう監督さんもいらっしゃると思いますけど、全体としてもっと抽象的な表現が多いと感じます。
でもJリーグのトップで、スタメンで出ているような選手は何となく感覚でやっていると思うんですよね。自分も多分やっていたと思うんです。
FT:言葉では言えないけれども、プレーとしてはやっていたと。
鈴木:でも細かく要求されることによって、自分も要求しなきゃいけないんです。チーム全体で、どこでボールを奪うのか理解して人を動かさなきゃいけない。言語化して教えられることで、気づく部分はいっぱいあると思います。
FT:やっぱりチームとしての部分の方がスペインは大きいんですか。チームとして守備をこうしようね、というような。
鈴木:その方が大きいですね。もちろん個人の強さとかは評価されます。でも、例えばミーティングで試合を振り返る時には、「どこにポジションを取ってたの」「なんでここにいたの」っていう方が指摘される部分は多いと思いますね。
FT:ちなみに、守備のいいプレーに対するお客さんの反応はどうですか?
鈴木:球際ガッツリ獲った時は盛り上がります。前からプレッシャーをかけに行って、上手くショートカウンターが決まりそうな時なんかも拍手が起こりますね。そういうのがより好まれるかもしれないです。
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