ラ・リーガ アトレティコ・マドリード

アトレティコ絶対的守護神、自身の去就について明言避ける

 アトレティコ・マドリードのスロベニア代表GKヤン・オブラクは自身の今後について明確なコメントを避けているようだ。23日、スペイン紙『マルカ』がこれを伝えている。

 2014年夏にベンフィカから加入したオブラクは今季、公式戦43試合に出場し、26試合でクリーンシートを達成するなど抜群の安定感を誇っている。またアトレティコはリーグ戦では逆転優勝がほぼ不可能になったものの、ヨーロッパリーグ(EL)ではベスト4まで勝ち上がっており、主要タイトル獲得の可能性が残されている。

 同選手は今週なかばに控えているEL準決勝1stレグ・アーセナル戦について「確かに負傷者はいるけど、チーム全体の状況について心配していない。非常に重要な試合だし、我々は失敗することが許されない」と語っており、EL制覇に向けて気を引き締めている。また自身の去就に関しても言及しており「僕は2年前にクラブとサインを交わした。契約は2021年まで残している。今は何も僕に関するニュースはない。アトレティコ以外のことについて考えることができない」と述べており、今はシーズンの戦いに集中する姿勢を示している。

 オブラクを巡っては、以前からレアル・マドリード、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・ユナイテッド、リバプール、アーセナルなど数多くのビッグクラブが動向を追っていると伝えられている一方、1億ユーロ(約131億円)の契約解除条項が設けられていることから引き抜きが難しいとの声も上がっている。