アーセナルは20年間以上指揮を執り続けたアーセン・ベンゲル監督が今季限りで退任することを発表した。アシュリー・コールやパトリック・ビエラ、エマニュエル・プティら数多くの若手を名選手へと育成してきた実績を持つ同氏だが、当然補強の失敗も多く経験している。そこで今回は過去に地元紙が特集した”ベンゲルの奇妙な補強”をご紹介する。
ジェルビーニョ
サミル・ナスリとセスク・ファブレガスが離脱し、その穴埋めとして獲得されたが期待に応える活躍は出来ず。2シーズンで46試合9得点と苦しんだ。
キム・シェルストレーム
中盤に負傷者が続出したため、アーセナルはスウェーデン代表MFシェルストレームをレンタル移籍で補強。しかし、加入時にシェルストレームも怪我を負っていたため、3試合出場してクラブを去った。
ウィリアム・ギャラス
アシュリー・コールとのトレード移籍で加入。ディフェンダーとしては珍しい背番号10を身に纏いキャプテンを務めたが、チームメイトを批判しキャプテンを剥奪された。
マルアーヌ・シャマフ
2010/2011シーズンから加入。前半戦は貴重な戦力として活躍するも、徐々に出場機会は減り、翌シーズンは19試合出場1得点と戦力になれなかった。
デニウソン
期待の若手選手としてアーセナルに加入したが、「ビッククラブでプレーするには、あまりに経験不足だった」と評されている。
ヨハン・ジュルー
崩壊したDFラインの救世主として迎え入れられたが、プレミアリーグの激しいコンタクトプレーに馴染めなかった。
エミリアーノ・ビビアーノ
2013年にパレルモからアーセナルへレンタル移籍したイタリア代表GK。リザーブチームでプレーし、トップチームで1試合も出場することなくクラブを去った。
アンドレイ・アルシャビン
当時のクラブ史上最高額の1500万ポンド(約22億円)でゼニトから2009年に加入。初年度は後半戦の15試合出場のみで6得点9アシストと驚異的な成績を叩き出したが、以降のシーズンは失速。2012年に退団が決まった。
ジュリオ・バチスタ
レアル・マドリードから期限付き移籍で加入。強烈なフィジカルを活かしたプレーはイングランドに適応するかに思えたが、35試合10得点に終わりスペインへ帰還した。
アンドレ・サントス
ブラジル代表のサイドバックとして大きな期待を背負いアーセナルに加入したが、守備面が課題となり出場機会を失った。現在はトルコ1部ボルスポルでトップ下としてプレーしている。
稲本潤一
地元紙『デイリー・メール』は「2001年に加入して以降、ユニフォームは奇妙なほど売れたが、リーグカップ2試合出場のみに留まった」と辛辣にコメントしている。
宮市亮
高速ウインガーとして注目を浴びるも怪我に泣き、アーセナルでは活躍出来ず。「プロ経験がなかったため、獲得コストはかからなかった」と評されている。
パク・チュヨン
英紙『メトロ』が行った2016年のアンケートで「近年最も失敗した移籍補強選手」で約27%の投票を獲得してしまった。背番号「9」を与えられていたが、通算7試合出場1得点。サポーターからの失望が大きかったようだ。
浅野拓磨
英国での労働許可証が下りずにドイツ・シュツットガルトへ期限付き移籍。アジア人選手の低評価を覆せるか、今後の活躍に注目が集まる。
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