アジア Jリーグ

敵地で広州恒大に敗北のセレッソ。決勝トーナメント進出ならず

 17日に行われたAFCチャンピオンズリーググループステージ第6節、広州恒大対セレッソ大阪の一戦は3-1で広州が勝利を収めた。

 セレッソは勝てば決勝トーナメントへ1位通過がきまり、引き分け以下でも、ブリーラム・ユナイテッドが引き分けるか負けるかすれば決勝トーナメント進出が決まるこの試合。

 最初にゴールネットを揺らしたのは広州だった。6分、左右へ揺さぶりをかけてセレッソディフェンスにズレを生じさせると、左サイドから低いクロスを入れて、後ろから飛び込んできたファン・ボーウェンがトラップから素早くシュートを放ち先制に成功する。

 しかしセレッソも負けじと10分に追いつく。18歳で先発を任された山田寛人が左サイドでボールを受け、前を向いたタイミングで右サイドハーフの福満隆貴が中央で、広州ディフェンスとの駆け引きに勝利して裏へ抜け出す。きれいに通ったスルーパスを受けた福満は、ゴールキーパーとの1対1を制して同点とした。

 ブリーラムが先制したことで勝利が必要になったセレッソだったが、57分に勝ち越しを許す。右からのコーナーキックを広州は中央での競り合いで勝ち、こぼれたボールをアランが決めて勝ち越しに成功した。

 攻めに出るセレッソだったが、試合終盤に再びアランに決められて万事休す。ブリーラムが1-0で勝利を収めたため、セレッソの決勝トーナメント進出はならなかった。