ジョルディ・アルバとセルジ・ロベルト
際立っていたのはサイドバックの2人だった。彼らの数字を見ると攻撃のメカニズムの変化が分かる。
今シーズン、アルバは3得点11アシスト、ロベルトは1得点7アシストを記録している。アルバの場合は、そのうちの2得点9アシスト、ロベルトの場合はそのうちのすべてが、1月11日までに記録したものだ。それ以降は数字に残る活躍をほとんどしていない。
特筆すべきは両エース、メッシとルイス・スアレスとの相性の良さだ。アルバの11アシスト中7アシストはメッシの得点へつながったもので、ロベルトの7アシスト中5アシストがスアレスの得点につながったものなのだ。そしてそのすべてが、コウチーニョがデビューする前に記録したものであることも、注目に値する。
彼らの攻撃における存在感が薄らいだわけではない。実際に、1月28日に行われたアラベスとの試合では、サイドバックで先発したネルソン・セメドとリュカ・ディニュがリズムをつかむことができず、52分にロベルトとアルバを、2人とに代えることで主導権を握り、逆転勝ちを収めている。
アルバとロベルトの、直接的にゴールにつながるプレーが減った原因のひとつには、コウチーニョやデンベレの守備力の低さがあげられる。守備力の高いメッシとスアレスに関しても、大事な試合以外では守備のタスクを免除させる傾向にあるだけに、自然その後ろにいるアルバとロベルトへの負担は増える。
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