ブンデスリーガ バイエルン・ミュンヘン

バイエルン会長、コバチ監督就任に対するフランクフルトの批判に反論

 バイエルン・ミュンヘンのウリ・ヘーネス会長は来季からニコ・コバチ監督がバイエルン指揮官に就任することに対するアイントラハト・フランクフルトからの批判に反論しているようだ。15日、米メディア『ESPN』が報じている。

 バイエルンは日本時間13日晩、ユップ・ハインケス監督の後任として現在フランクフルトを率いているコバチ監督が来季から指揮を執るこを公式発表しているが、フランクフルトのフレディ・ボビッチSD(スポーツディレクター)は発表のタイミングや公式発表前にメディアに情報がリークされていたことに関してバイエルンを批判していた。

 これに対しヘーネス会長は日本時間14日深夜に行われたブンデスリーガ第30節・ボルシア・メンヒェングラートバッハ戦後のインタビューにて「今回の我々の言動は至ってプロフェッショナルなものである。我々はニコ・コバチとフランクフルトの契約において彼自身が盛り込んだ“抜け穴”を使い有利に立っただけだ」と反論。同監督とフランクフルトの契約内に盛り込まれていた220万ユーロ(約2億9000万円)による契約解除条項を利用して引き抜きを行ったことを明らかにしている。

 また同会長はコバチ監督就任に関する情報漏洩(ろうえい)について「我々は一切会見の場で情報を漏らさなかった。交渉過程を正確に知らない人が問題視すること自体が無礼だ。むしろ我々はアイントラハトを守りたかった」と言及しており、漏洩は無かったと主張しているようだ。

 今回の一件を巡って両クラブ間の応酬が続いているが、果たしてこの応酬はどのタイミングで収束を迎えるのだろうか。今後の両クラブ幹部のコメントに注目が集まる。