
そもそも伊藤は低迷する今季のハンブルガーにとって、前半戦の発見の一つだった。U-21チームから昇格し第6節でトップチームデビューを果たすと、そこから2月までに先発5試合を含むリーグ戦12試合に出場している。マンチェスター・シティやインテルなどのビッグクラブからの関心も報じられる中、昨年12月には柏レイソルユースから加入した2015年以来所属するクラブとの契約を2021年まで延長した。
しかしチームの不振が長引きマルクス・ギズドル監督が解任されると、後任のベルント・ホラーバッハ監督は伊藤をベンチからも外しU-21チームに再合流させる。
トップチームから遠ざかった伊藤にとって転機となったのはホラーバッハ監督が2ヶ月も経たないうちに解任され、U-21チームのクリスティアン・ティッツ監督が先月トップチームの指揮官に昇格したことだった。彼の「教え子」である伊藤はすぐさま先発に抜擢され、シャルケ戦は3試合連続での出場だった。
「彼はまだ若く、自信を必要としている。信頼を感じさせてあげないといけない」とティッツ監督は語っている。「彼をハグして言ったんだ、『君は私にとって最高の一対一の選手だ。単純にボールを持って、その力を見せてくれ』ってね」
シーズン序盤の伊藤はその技術の高さを認められる一方で、トップレベルで90分を戦い抜くフィジカルの欠如が指摘されていた。しかしシャルケ戦で初めてフル出場を果たしたことからも、一度は出番を失いながら着実に進化を遂げていることが分かる。
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