代表チーム スペイン代表

2007/08シーズンのセルタ。スペイン代表三銃士が鍛えられた時

イアゴ・アスパス

イアゴ・アスパス 写真提供:Getty Images

 

イアゴ・アスパスとロドリゴ・モレノ。セルタでのデビューと入団

 イアゴ・アスパスは、2007/08シーズンをセルタのBチームで、安定していい状態で過ごした。

 最終的に、シーズン最後の5試合をトップチームで指揮を執ることになる、アレハンドロ・メネンデスがほとんどの時間Bチームの監督を務めていた。21試合の先発出場中4ゴールしか記録しなかったものの、彼のプレーはどんどん良くなっていき、メネンデス監督がシーズンの最後2番目の試合で、デビューさせるに足る信頼を、勝ち得るまでに成長した。

 この試合はジエゴ・コスタが出場停止処分を受けていたため、彼らが一緒にプレーすることはなかった。しかし2人ともこのシーズンにスペイン1部でのデビューを飾り、そのクラブはセルタだったのだ。

 ロドリゴ・モレノがセルタのトップチームでプレーすることはなかったが、間違いなく2007/08シーズンに選手として成長した。コスタのようにブラジルで生まれ、夢を追ってスペインにやってきた。

 サッカーはロドリゴにとって“血”であり、彼の父親、アダウベルト・マチャドは80年代に、フラメンゴでサイドバックとしてプレーした元プロ選手である。

 アダウベルトはキャリアの中で、チアゴ・アルカンタラとラフィーニャの父親である、マジーニョと親交を深め、3人の子どもたちは従兄弟として一緒に育った。

 ロドリゴとチアゴはリオデジャネイロの同じ学校でプレーし、現役時代にセルタで3シーズンプレーした経歴を持つマジーニョが、ビーゴでアダウベルトをディレクターに招いたサッカースクールを開校した関係で、彼らもビーゴで共にプレーした。

 アレビン(10~11歳までのカテゴリー)のレベルの時、彼らはウレカでプレーし、セルタを含むほとんどすべての相手を壊滅させていた。ロドリゴの父親がセルタのスカウトとしても働いていたため、セルタへ移籍するまでにそう時間はかからなかった。

ページ 3 / 4