ドイツ・ブンデスリーガは7日に第29節が行われ、ハンブルガーが3-2でシャルケを下して1部残留への望みを繋いだ。
最下位に沈むハンブルガーは、主将のDF酒井高徳に加えてMF伊藤達哉が2試合ぶりに先発出場した。9分にセットプレーから先制点を奪われる苦しい立ち上がりとなるが、前半のうちに追いついて1-1で試合を折り返す。
すると52分、左サイドでボールを受けた伊藤が巧みなドリブルで相手2人を華麗に抜き去り、ペナルティエリア内に侵入してラストパス。MFルイス・ホルトビーのシュートはいったんはGKに防がれるが、そのこぼれ球を押し込んでハンブルガーが逆転に成功した。
その後一度は追いつかれたものの終盤に決勝点を奪ったハンブルガーは、3-2で試合を制しリーグでは昨年11月以来となる白星を手にした。
伊藤は得点シーン以外にも、得意のドリブルやラストパスでチャンスを演出。試合後、酒井は伊藤の活躍について「フィールドの反対側から彼のスピード、ドリブル、自信が戻ったのを見るのは楽しかった。1、2回止められることがあったけど、その後も臆さずチャレンジすることは彼にとって大事だった」と語っている。
ハンブルガーはこの勝利で17位に浮上し、16位マインツとの勝ち点差を5に縮めている。
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