日本時間9日に行われたヨーロッパリーグ準々決勝1stレグ ミラン対アーセナル。
今回は試合におけるマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)、ザ・ハードワーカー(THW)、モースト・ディサポインティング・プレーヤー(MDP)を選出し、両チームの監督とレフェリーについての分析、評価をする。
アーセナルMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):メスト・エジル
攻撃のすべてにおいて高い能力と、創造性を見せた。2つのアシストとPKを獲得。エジルぶりを存分に見せつけた。守備面でも、タイミングのいいプレスでボール奪取から攻撃へとスムーズな展開に持ち込むなど、貢献した。
アーセナルTHW(ザ・ハード・ワーカー):アーロン・ラムジー
素晴らしいポジション取りとオフ・ザ・ボールの動きで、ベテランぞろいのCSKAモスクワディフェンス陣を翻弄。エリア内で何度もフリーでボールを受けた。2ゴールという結果も申し分ないだろう。
アーセナルMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):対象者なし
アーセナル監督:アーセン・ベンゲル
3-5-2を採用したCSKAモスクワに対して、効果的にサイドを使えていた。また、4-1-4-1と4-4-2の守備ブロックの使い分けも機能していた。局面ごとに数的有利を作り出す攻撃は、常に相手の脅威となっていた。前半はムサにだいぶ苦しめられたが、後半は修正。ムサがもっとインテリジェンスの高いチームであれば難しい試合になっていただろう。
CSKAモスクワ監督:ビクトル・ゴンチャレンコ
奪ってからの速攻という意図は感じられたが、シュートにせよパスにせよ精度の面で苦しんだ。オフサイドの判定で失点が取り消された場面と同じような崩され方を試合を通して繰り返し、修正することはできなかった。ラムジーを捕まえ切れなかったことは課題として残るだろう。また、アーセナルに対してサイド1枚が厳しいということもわかったはずだ。
主審:ファベル・クロラベツ
4分のムサが抜け出したシーンのオフサイド判定は議論の余地があるだろう。しかし、6分の場面など、それ以外では正確なジャッジを下した。カードこそ多かったものの、試合もコントロールできていた。
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