Jリーグ サンフレッチェ広島

広島のプレスに苦しんだ川崎の鬼木監督、試合後にゴール取り消しの判定やVARにも言及

 31日に行われたJ1リーグ第5節で、川崎フロンターレは0-1でサンフレッチェ広島に敗れた。試合後、川崎の鬼木達監督は会見で苦戦した要因や試合終盤の微妙な判定について語った。

 まず試合全体については「なかなか自分たちらしいプレーができず、その中で我慢強く戦いながら後半何度かいいシーンは作れたが、最後まで崩しきれなかった」と敗因を分析。

 ビルドアップに苦戦し中村憲剛をボランチの位置に下げたことについては「相手のプレスが良かった。その中でももう少し自分たちで外せるところは多々あったが、それを一つ一つ逃してしまい難しい展開になってしまった」と語った。

 また相手のプレスに苦しむ中でも「空いてるところ、ワンタッチでプレーすれば十分に見られるところはあった」とし、「中と外の使い分けで、相手をもっと走らせることができれば違った展開になったと思う」としている。

 また試合終盤、同点ゴールがオフサイドの判定で取り消された場面については「当然(クラブとして)アクションを起こさないといけないシーン」だと述べた。

「選手は本気で頑張っているので、それに対しては僕たちも言わなくては選手が可哀そうだと思う」

 微妙な判定への対応策として今後のVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)導入について質問されると「以前は時間も掛かるしどうなのかなという思いもありましたけど、実際こうなってみると…まあ難しいですね」と明言することは避けた。

「(VARがあっても)ハンドとかでも当たっていたら取るのか取らないのかという難しさもあるので、そこはやっぱり審判を信じるしかないのかなと思う」