代表チーム セネガル代表

【独占コラム】セネガル人現地ジャーナリストが語る、日本のライバル国の収穫と課題

セネガル代表アシュリー・シセ監督 写真提供:Getty Images

 「Bチーム」でプレーしたにもかかわらず、精神的な強さを見せて引き分けに持ち込んだ。フィジカル的にも、何人かは所属クラブでレギュラーとしてプレーしていないにもかかわらず、相手を圧倒していた。

 少なくともシセ監督は誰が23人に選ばれるのか、すでに頭の中に描いているだろう。代表初出場となった、フランスのFCナントに所属するサンティ・エンゴムはいいプレーを見せたため、ロシア行きの切符を手に入れるだろう。ゴールキーパーを務めた、チームで唯一セネガルリーグでプレーするカディム・エンディアイェは、ワールドカップ予選のブルキナファソ代表戦で喫した失点からうまく立ち直っている。

 27日のボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦で、ワールドカップで力を証明するために、セネガルが正しい道を歩んでいるかどうか観てみよう。ベストメンバーで臨む可能性があり、これは真のテストになるはずだ。

著者:エンディアイェ・カリファ

 60歳の「年寄り」ジャーナリスト。セネガルで最大で最古の新聞『Le Soleil』で働いてきた。20年間スポーツデスクの長であり、5回のワールドカップ(1998年、2002年、2006年、2010年、2014年)をカバーし、今回のロシアワールドカップも現地で取材予定。その他多数のスポーツイベントをカバーした経歴を持つ。

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