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あなたはいくつ知ってる? バルサ、レアル、ミラン…サッカークラブのエンブレム誕生の秘密【前編】

CSKAモスクワ

クラブ設立年:1911年

CSKAは「陸軍中央スポーツクラブ」という意味で、ロシア語ではエンブレム上部にあるようにЦСКАと綴る。1923年に軍隊のチームとなって以来、共産主義を目指す「赤」、党を意味する「星」にチーム名の頭文字のデザインはさほど変わっていない。盾の左側には勝利を意味する月桂樹、右側には力強さや忍耐を象徴する樫の葉を配した。


ポルト

クラブ設立年:1893年

1922年から使用されている伝統あるこのエンブレムは、サッカーボールにチーム名の頭文字である「FCP」を配置し、中心にはキリスト教色の強いかつてのポルトの紋章が据えられている。上部には街を救ったとされている伝説のドラゴンが鎮座しており、スカーフにはラテン語で「無敵、負けない」という標語が書かれている。


ベンフィカ

クラブ設立年:1904年

正式名称は「スポルト・リスボア・エ・ベンフィカ」で、2つのチームが前身となって設立された。エンブレムの上部はグルーポ・スポルト・リスボアに由来する鷲で、独立、権威、崇高さを表現したもの。他の要素は自転車競技が主だったスポルト・クルーぺ・ベンフィカのエンブレムが元になった。そのためエンブレムのバックは自転車の車輪だ。


アヤックス

クラブ設立年:1900年

チーム名の由来は、トロイ戦争に参加したギリシャ側のアキレスに次ぐ英雄の名前である。チーム設立当初のエンブレムは選手の顔だったが、1928年に英雄の顔に変わった。その顔は、ピッチ上で戦う11人の選手を意味する11本の線で描かれている。チームカラーの赤色、黒色、白色は本拠地を置くアムステルダムの旗の色に由来している。


ガラタサライ

クラブ設立年:1905年

エンブレムは最初は鷹だったが、1923年にガラタサライ高校の校章を参考に、チームカラーの赤と黄色でデザインしたものを採用。2001/2002年シーズンから背景が黒の盾型のものを使用していたが、2007/2008シーズンより1900年代にも付けていた白の楕円形のものに戻した。


セルティック

クラブ設立年:1888年

エンブレムに描かれている大きな四つ葉のクローバーはアイルランドの国花でもあるシロツメクサの葉である。イギリスにあるクラブであるのにも関わらずアイルランド色が強い理由は、セルティックがアイルランド系移民で作られたチームであるという歴史が関係しているからである。また、幸運のシンボルでもあるクローバーをカトリックの十字架にも見立ててもいる。


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名前:菊池大将
趣味:サッカー観戦、映画鑑賞、読書
好きなチーム:ACミラン
幼少期に父親の影響でミランが好きになりました。アイドルはシェフチェンコ。パッション、データ、経済、カルチャー、サッカーの持つ様々な表情を見るのが好きです。よろしくお願い致します!

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