
著者:Euan McTear(翻訳者:土屋一平)
審判は多くのジャッジをする。その中には再現不可能なものもある。そしてその中には、陳腐だが再現可能なものもある。ほんの少数の審判は「風変り」と称され、ラス・パルマスのパコ・ヘメス監督は、物議をかもすようなジャッジが散見された先週のバルセロナ戦で、主審を務めたアントニオ・ミゲル・マテウ・ラオスをまさにそう呼んだ。カンプ・ノウの人々は彼に対して怒っているが、マテウ・ラオスは親バルサでも反バルサでもなく、また親マドリードでも反マドリードでもない。マテウ・ラオスは単純に“親マテウ・ラオス”なのだ。
彼は他とは異なるタイプの審判であり、注目を一身に集めるのが好きだ。幼い頃にサッカー選手になりたかったマテウ・ラオスは、多少形は違え夢をかなえた。実際リーガ・エスパニョーラの多くの選手たちよりも、コラムにその名を登場させている。このようなエンターテインメントの価値が、スペインのテレビ番組「エル・ディア・デスペス」に1シーズンで複数回出演している、バレンシア出身の40歳にはあるのだ。ロックスターのようなサングラスをかけてのスタジアム到着から、ファンへのサムズアップとウィンク、試合前のトンネル内とピッチ上では、選手たちに仲間意識を示す。マテウ・ラオスは最もユニークな審判のひとりだ。
他の審判は、彼ほど選手と会話を交わさない。彼は選手たちと名前で呼び合い、新聞で興味深い記事を読んだ場合、子供の誕生日や新たなビジネスを立ち上げたことについて、試合の最中に選手を祝うことさえある。「私にとって、試合までにメディアで語られていることをチェックするのは基本だ」とかつて彼は語った。「もしプレッシャーがあるのであれば、選手たちがどのような状態で、試合に臨むのかを知りたい。もしダイブ癖を疑われているのであれば、累積警告が何枚たまっているのかを確認する。次の試合に向けて、データを読みビデオを観ることに数時間を使うんだ」
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