2週間前私は、突進してくるサイのように不可避なチェルシーの苦難について警告するコラムを書いた。それは特に意味深な分析だったわけではない。チェルシーは2月の終わりからマンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティとの2つのアウェイゲームを予定しており、当然どちらも簡単ではない試合だ。チェルシーが連敗すると予想する人も多かった。
私はまるでチェルシーがシティに負けることが決まっているかのように、これを書いている。実際にエティハドでの試合に負けるかは分からないが、それを不安に感じているわけでもない。チェルシーサポーターとして、シーズンの各時期の調子をもとに長期の予想をすることに意味がないと学習したからだ。多くの人はチェルシーがボーンマスとワトフォードを相手に連敗するとは予想していなかった。シーズン序盤にはバーンリーにホームでショッキングな敗戦を喫した直後に、怪我や出場停止でキープレーヤーを欠いたにもかかわらずアウェイでトッテナムを下している。今季のリーグ戦でのチェルシーを分析するのが難しいのは、どのチェルシーを評価するべきか分からないからでもある。バルセロナ戦と同様に、日曜日のユナイテッド戦のパフォーマンスはポジティブなものだった。ウィリアンはエデン・アザールから主役を奪うほどの好調ぶりを見せている。このブラジル人とベルギー人のコンビネーションは、その後のチームの敗戦と同じくらい強烈な印象を残した。チェルシーは破壊的なパスとムーブメントを実現できる。日曜日にはその能力が勝ち点3に結びつかなかったとはいえ、先制点はチームのポテンシャルを十分に示すものだった。
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