広州恒大のファビオ・カンナバーロ監督は2011年に現役を引退し、2014年より監督としての道をスタートさせた。現役時代とは違い、獲得に貢献したタイトルは中国2部のみだ。しかし、給与では欧州の名監督たちのものをすでに超えている。1日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。
カンナバーロ監督は2014年に広州恒大で初めて監督としての任についた。これはその翌年にはサウジアラビアのアル・ナスルの監督に就任している。その後、2016/2017の天津権健を経て2017/2018から広州恒大に復帰した。
同監督は現役時代、所属したクラブだけではなく代表でも2006年ドイツワールドカップ優勝などの素晴らしい活躍をした。しかし、しつこいようだが監督としてチームのタイトル獲得はまだ天津権健でのものだけだ。
それでも、もちろんカンナバーロ監督の知名度は極めて高い。そして天津権健でのタイトル後に中国サッカー協会年間最優秀監督賞を受賞している。給与もが欧州の名監督以上に高いのもその為かもしれない。
同監督の年収は中国スーパーリーグの監督たちの中で最も高い1200万ユーロ(約15億円)になる。これにつづくのが河北華夏のマヌエル・ペレグリーニ監督と江蘇蘇寧のファビオ・カペッロ監督の1000万ユーロ(約13億円)だ。
これを『ビジネス・インサイダー』が発表した昨シーズンの監督年収ランキングと比較すると、カンナバーロ監督の年収を超えるのは世界で3人しかいないことがわかる。マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督とマンチェスターシティのジョゼップ・グアルディオラ監督、そして中国代表のマルチェロ・リッピ監督だ。
世界第4位の年収を持つ同監督はその価値をしめすことができるだろうか。中国サッカースーパーリーグの新シーズンは3月2日に開幕する。
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