ヴィッセル神戸のルーカス・ポドルスキと名古屋グランパスのジョーは、間違いなく現在のJリーグで一番のビッグネームと言える外国人選手だ。最も有名で高給であるだけでなく、フィールドでその期待に応えられればマーケティングの面でも最大のポテンシャルを持っている。神戸と名古屋のサポーターが、彼らを中心としたチーム作りを期待するのは当然だろう。しかしその試みは、成功しているのだろうか。2018年Jリーグの開幕節を見た限り、その答えは名古屋にとっては「イエス」であり、神戸にとっては「ノー」だ。
ポドルスキは既に日本に来て7ヶ月になるが、神戸はほとんど状況を改善できていない。チーム最高の選手を活かすために、吉田孝行監督は4-2-3-1を採用した。ドイツ人スターに10番の役割を任せ、その前にハーフナー・マイク、右に三田啓貴、左に渡邉千真を配置している。
サガン鳥栖との開幕戦で、ポドルスキのボールタッチ数(73回)は三原雅俊(94回)、渡部博文(78回)に次ぐ3番目だった。彼は普段より自由な役割でプレーし、攻撃を開始するために時にはセンターバックから直接ボールを受ける位置まで下がっていた。両チームを通じて最多のドリブル成功(7回)を記録し、彼一人でのプレーから3つの大きなチャンスが生まれている。2つはペナルティエリア近くでのFK、もう一つは最終的にシュートがブロックされた。
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