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長谷川監督、久保の活用法に言及「みんなが才能を認めているから周りの大人が走る」

 24日に行われた明治安田生命J1リーグ開幕戦、FC東京対浦和レッズの一戦は両者1点ずつ分け合い引き分けに終わった。

 試合後の記者会見に登壇したFC東京の長谷川健太監督は「勝ち点1で残念。選手たちも最後まで勝ち点3を目指して頑張ってくれた。もっともっと攻撃力をつけて勝ち点3を取れるようにしたいです。前半はボールをうまく運べないシーンが多かったので、後半はもっとボールを動かしていきたかった」と試合を振り返り、失点のシーンでは「1番やってはいけないパターンの失点。まだまだ甘い。追加点を与えないところをしっかり詰める」と課題も見えているようだ。

 また、途中出場を果たした久保建英の才能を活かすための方法を聞かれた同監督は「あの子の才能を活かすために大人が一生懸命彼のために走っているのは、彼の才能を認めているから。もちろん、今日は彼らしいプレーはできなかったが、キャンプからの成長は目を見張るものがあるので、うまくできればと思っている」とコメントした。

 手ごたえを感じた部分として長谷川監督は「守備の面では前半の興梠のシュート以外はしっかりと対応していた。向こうも開幕戦で堅かったが、組織を崩さずに対応できた」としつつも「攻撃力の面では前線の武器があるので、彼らを活かせるようにアプローチしなければいけない」と攻撃面の課題を明確なものにした。

 FC東京は次節、3月3日にベガルタ仙台をホームに迎える。長谷川監督の就任後、初勝利と挙げることは出来るのだろうか。