ラ・リーガ セビージャ

モウリーニョ、セビージャ戦での守備をさぼったサンチェスに大きな不満

 マンチェスターユナイテッドはチャンピオンズリーグのベスト16でセビージャと21日対戦し、0-0で引き分けた。この試合後の会見で選手の動きに関して質問されたジョゼ・モウリーニョ監督が“皮肉”で答えている。22日、英紙『マンチェスターイブニングニュース』が報じている。

 この試合は、行われた全てのCLべスト16の中で唯一得点のなかった試合である。ユナイテッドの枠内を捉えたシュートが1本のみであり、守備に回る時間が圧倒的に多かったこともあり様々な批判があがっている。

 しかし、同監督がその機嫌をさらに悪くさせたのはチリ代表FWアレクシス・サンチェスに関しての質問が出た時だ。同選手が後半75分に交代されたのは戦術面での指示に従わなかったためだと考えらている。

 特に守備面に関してにモウリーニョ監督は怒りをおぼえたようだ。攻撃の選手が守備に参加しなくてもいいのではという意見に同監督はユナイテッドの伝説的選手を引き合いに出し、このことに関して言及した。

「今度またデビット・ベッカムにあったら聞いておくよ。君が右ウィングとしてユナイテッドでプレイしていたとき、相手の左サイドバックが攻めているときに君はただ見ているだけだった?それとも彼を追いかけて守備に回ったかとね」

「そしてみんな知っていると思うが私はロイ・キーンともポール・スコールズとも友達じゃない。でも彼らにも聞こうと思う。もし彼らのチームがボールを失ったら後退したか、それともただピッチ上を歩くだけだったか」

 同監督はいかにスター選手であろうとこのチームスポーツで規律を守らない選手は許せないようだ。たとえそれが苦労して今冬獲得したばかりのサンチェスであったとしてもだ。