ブンデスリーガ 海外日本人選手

途中出場の宇佐美が同点弾。地元紙も称賛「デュッセルドルフを敗北から救った」

 フォルトゥナ・デュッセルドルフのFW宇佐美貴史が17日のブンデスリーガ2部、グロイター・フュルト戦で貴重な同点ゴールを挙げた。

 ブンデスリーガ昇格を争うデュッセルドルフは、この日も日本代表FW原口元気が2週間前の脳震とうの影響で欠場。宇佐美はベンチスタートとなった。

 アウェイのフュルトが10分にフリーキックから先手を奪い、デュッセルドルフは1点を追いかける展開を強いられる。ぬかるんだピッチの中、ホームチームは下位に低迷する相手のゴールをこじ開けることができず、60分に宇佐美を投入した。

 すると76分、同じく途中出場のFWホーバル・ニールセンの落としを受けた宇佐美が、ディフェンダーに囲まれながらも右足を振り抜く。強烈なシュートはゴールネットに突き刺さり、スコアを同点とした。

 試合はそのまま1-1で終了し、デュッセルドルフは苦しい展開ながら勝ち点1を手にした。

 宇佐美の今季3得点目の活躍に、ドイツ紙『アウグスブルガー・アルゲマイネ』は「宇佐美がデュッセルドルフを敗戦から救う」と見出しをつけた。

 地元紙『ライニッシェ・ポスト』も「宇佐美がフォルトゥナに勝ち点1をもたらした」として、途中出場で結果を出した日本人選手を称えている。