リーグ・アン ラ・リーガ

アンチェロッティ、CLベスト16でぶつかるレアルとPSGを分析

 カルロ・アンチェロッティ監督はチャンピンズリーグのベスト16でぶつかりあうレアル・マドリードそしてパリ・サンジェルマン両方のクラブでの監督経験をもつ。その同監督が31日、イタリア紙『コリエーレ・デッロ・スポルト』のインタビューで両チームの分析をしている。

 マドリードは国内での不振が続き、首位のバルセロナから勝ち点19の差をつけられている。そしてコパ・デル・レイも敗退が決定したばかりだ。そのため心配の声も多いのだがアンチェロッティ監督はこれがプラスになると考えているようだ。

「現在彼らに残った勝ちうるタイトルはチャンピオンズ・リーグだけだ。彼らはそれにのみ集中するだろう」

 マドリードは国内では確かに不振に悩んだ。しかし欧州での大舞台ではまだその可能性を残す。そして同監督はマドリードの成功の鍵はやはり、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが握っているとした。

「もし彼らがPSGに勝つことができたら、そこから彼らを止めるのは難しくなるだろうね。なんていったってマドリードには絶対に負けたくない男、クリスティアーノ・ロナウドがいる」

 こう語る同監督だが、この試合がマドリードにとって簡単なものだとは決して考えていない。かなりの接戦になるのではと分析する。

「PSGは(CLで)優勝しうる実力を備えている。彼らにはネイマールとムバッペがいる。そして去年とくらべ経験をつみ、実力もさらについた。彼らは成熟し、その(相手にとって)“危険性”を増した」

 両クラブのサポーターだけではなく、世界中のサッカーファンが注目するこの対決はファースト・レグが2月14日に行われる。そしてセコンド・レグは3月6日だ。両試合で素晴らしいサッカーが見れることを期待したい。