全員がそうというわけではないかもしれない。しかしサッカー選手にとって背番号とは自分の名前のようなものであったり、ジンクスなどもありとても重要なものだ。しかしその背番号に関して極めて特殊な例が25日、スペイン紙『マルカ』で紹介されている。
24日のフランス杯、ベスト32の試合ギャンガン戦をパリ・サンジェルマンは4-2で快勝している。しかしこの試合、いつもと違うところがあった。それはブラジル代表FWネイマールが出場せずアルゼンチン代表MFのハビエル・パストーレが出場していたこと、ではない。
パストーレの背番号が本来ネイマールのものである10番であったことだ。しかしこれは決して、移籍が近いということを表しているわけではない。これはフランス杯の規則が極めて特殊であるからだ。それは先発メンバーの背番号が決まっているということだ。
先発する選手11人がしようできる背番号は1~11までと決まっており、例外は許されていない。試合に登録可能メンバーは18人であることから、実質使用可能な背番号は1~18までだ。これを破ったチームには厳しい罰則が科せられる。
今年フランス杯から追放されたチームもあるくらいだ。そのための“特例”での背番号変更なのだ。そして規則はこれだけでなく、クラブのスポンサーの名前をユニフォームにプリントすることも許されていない。大会のスポンサー名が代わりに印刷される。
パストーレ以外では、この試合でベルギー代表DFのトマス・ムニエがブラジル代表DFチアゴ・シウバの2番を着用した。そしてMFのユリアン・ドラクスラーがMFチアゴ・モッタの8番を着用した。
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