ジェシー・リンガードとの共存
今季のジェシー・リンガードは絶好調だ。4-2-3-1システムのトップ下で彼は最高レベルのパフォーマンスを披露している。モウリーニョ監督にとって、リンガードの活躍を犠牲にしてまで4-3-3へ変更することは理想でないだろう。
シンプルに、そしてロジカルに考えるならば、アントニー・マルシャルの代わりにサンチェスを左サイドに配置し、マーカス・ラッシュフォードを右サイドに置くだろう。

もし、モウリーニョ監督が一刻も早い適応を求めているのであれば2シャドーの一角が正解だ。この動きはアーセナルでのプレーモデルと少し似ている。そして、今季のユナイテッドは同じようなプレーモデルをいくつかの試合で見せている。
従来に比べポグバの役割は少し変わるかもしれない。マティッチはポグバよりも守備的なプレーヤーであり、ユナイテッドはポグバ&バレンシアのサイドから支配を試みることになるだろう。
その根拠となるのが以下のデータだ。(@Wyscoutのパスマップ)

選手同士の線が太いほど多くのパスが通過したことを表している。マティッチが中心となる左サイドのパス交換より、右サイドのポグバがより高い位置でパス交換に成功したことが示されている。
相手守備陣をポグバの右サイドに集中させ、左サイドに空いたスペースを利用。逆サイドへの正確なサイドチェンジを武器とするポグバの強みを発揮できるだろう。
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