20日から22日にかけて行われたブンデスリーガ第19節。ドイツ紙『キッカー』の日本人選手に対する採点をお届けする。
(『キッカー』採点は最高点が1、最低点が6となる。30分以上プレーした選手のみ採点を受ける。)
武藤嘉紀(マインツ):(1.5)
シュツットガルト戦で武藤は、マインツにとって最も重要な選手だった。同点弾だけでなくリードを奪う2点目も決め、3-2の勝利に貢献した。さらにキッカー選出の今週のベストイレブンにも名を連ねている。
香川真司(ボルシア・ドルトムント):(2.5)
ドルトムントがヘルタ・ベルリンを相手に1-1で引き分ける中で香川は今季4ゴール目を挙げ、ピッチ上のベストプレーヤーの一人だった。
大迫勇也(ケルン):(3)
大迫はハンブルガー戦に64分間出場、チームは2-0で貴重な勝利をものにした。大迫はいつくかのチャンスを逃したが、新加入の同僚シモン・テローデのゴールをアシストしている。テローデの2ゴールでチームは3連勝を達成。
長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト):(2.5)
長谷部は3-1で勝利したボルフスブルク戦にセンターバックのポジションで出場し、良いパフォーマンスを見せた。
鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト):(採点なし)
鎌田は今週もフランクフルトの試合メンバー18人に選ばれず、ボルフスブルク戦の勝利(3-1)に貢献できなかった。
酒井高徳(ハンブルガーSV):(採点なし)
ハンブルガーの酒井は0-2で敗れたケルン戦で出番がなく、代わりにライバルのドウグラス・サントスがまたしてもフル出場した。マルクス・ギスドル監督に代わって月曜日にベルント・ホラーバッハ氏が新監督に就任し、酒井が出場機会を掴めるかが注目される。
伊藤達哉(ハンブルガー):(採点なし)
伊藤は0-2で敗れたケルン戦で最後の23分間に出場したが、インパクトは残せなかった。
浅野拓磨(シュトゥットガルト):(採点なし)
浅野は2-3で敗れたマインツ戦でメンバー入りしたが、出場機会はなく90分をベンチで過ごした。
原口元気(ヘルタ・ベルリン):(採点なし)
原口はドルトムント戦にベンチ入りせず、古巣の浦和レッズへの移籍が噂されている。
総評
この週末にプレーする機会があった日本人選手は数人だけだったが、彼らは活躍を見せた。特にマインツの武藤はシュツットガルト戦で2ゴールを決め、新加入のFWアンソニー・ウジャーを恐れる必要がないことを証明した。またドルトムントの香川はオーバメヤンが不在の中でヘルタ・ベルリンを相手に同点弾を決め、ケルンの大迫は重要なハンブルガー戦でアシストを記録している。フランクフルトの長谷部も、ボルフスブルクを相手に守備で良いパフォーマンスを披露した。
コメントランキング